よくあるご質問 Q&A
足底腱膜炎に代表されるの足の慢性痛は、一般的なマッサージやアイシング電気治療などでは、思うように改善せず、お困りの方が非常に多いです。
足のトラブルでお悩みの方から、よくいただくご質問をまとめてみました。
よく読んでいただいて、少しでも改善のための参考になれば幸いです。
足底腱膜炎について
足裏の足底腱膜にスパズム(収縮)が起こることによって、土踏まずや、かかと付近に痛みが起こる症状をいいます。病院では、
・足裏を押すと痛みがある
・レントゲンで骨棘がみとめられる
この2点がそろうと足底腱膜炎と診断されることが多いです。
初期の場合、朝起きたときなど、地面に足がついたときに刺すような痛みがあり、歩くにつれて軽減してくるのが特徴的ですが、症状が進むにつれ、
歩いているときや、何もしていない状態でも痛みがでてきます。
一般的には上記のような症状ですが、個人差があり、場所も踵であったり、
指に近い部位など症状もさまざまです。
また、
・砂利を踏んでいるような感じ
・皮膚の下にもう一枚皮膚があるような感じ
・むずむずした違和感
・土踏まずが千切れそうに引きつる
上記のように異物感が出る場合もあります。
通常は1ヶ月程度から、3年以内に治癒するといわれています。
しかし、非常に個人差が大きいです。
当院に来院された方の中には、40年以上痛みがあるという方おられました。
一般的に、病名をつけられると、同じ病気の人は皆同じ状態だと思わる方が多いですが、病名というのはあくまでもカテゴリーにすぎませんので、回復には非常に個人差があります。
たとえば、捻挫が一ヶ月以内に自然治癒するのに比べると
回復に時間がかかる関節痛といえるかもしれません。
当院は医療機関ではありませんので、病名についての診断は最寄の整形外科にてお尋ねいただければと思います。
寝ているときというのは休んでいるときですから、朝は一番楽なはずです。
それにも拘わらず朝だけが辛く、歩いていると楽になってくるような場合は、じっとしていると身体が緊張状態で血行が悪くなり、一歩目が痛く、
歩くと血行が促進されて痛みが減っていくと思われます。
稀ですが、歩行が困難になり、車イス生活になることもあります。
不適切な対処や、精神的なストレスなどが
悪化の要因になっていることがほとんどだと思います。
はじめは、踵だったのに、土踏まずに移動したり、足の指が痛くなったり、ふくらはぎや腰まで広がったり感じることはよくあります。
症状には優先順位がありますので、優先順位の高いものが症状として感じられ、低いものは高いものに隠れてしまうために移動したように感じるだけだと考えています。
朝起きた時や、歩行時に自覚症状を感じることが多いですが、
足を着地してない状態でもズキズキする場合はあります。
自律神経由来の緊張がかなり強い場合や
間違ったケアで炎症がおこっている場合に起こりやすいです。
比較的症状が重度のことが多いので、
早めに足底筋膜炎の症状に詳しい専門家に診てもらうのがよいかと思います。
歩きすぎ、走りすぎが原因なのでしょうか?
運動不足の人が急に運動をすると一時的に痛みが出ることはありますが
その場合、通常1,2週間で治っていきます。
それ以上たっても改善しない場合は、歩きすぎや走り過ぎは原因ではなく、
きっかけだと考えています。
もともと身体に何らかの要因があると思われます。
直立二足歩行する人間は、体重を背骨の湾曲で支えています。
何かの原因で、背骨の生理湾曲が崩れてくると、
体重の大半が足にかかるようになります。
足はわずか7センチ四方と小さいので、体重を支えるには負担がおおきく、
足のアーチが崩れ、疲労が蓄積するとより強い負担になります。
アーチがないのが原因というより、アーチがないのは全身の疲労の現れだと考えています。
マラソンなどの選手であったり、長時間の立ち仕事の方に多いのですが、
まったく運動をしていない方も発症します。
むしろ、長期間、足底筋膜炎をわずらっている方の多くは原因となるような激しい運動をしていないことが多いです。
踵の骨棘(こつきょく)は、足底筋膜によって、踵の骨がひっぱられ、
骨細胞が増殖することによって起こるといわれています。
近年の研究では骨棘は症状には影響は及ぼさないということが判明しています
足裏の痛みは、骨棘によるものではなく、
筋肉のスパズム(収縮)によるものだと考えています。
体重を分散する背骨のカーブが、生活習慣の問題で崩れてくることで、
足底の腱膜に体重がかかりすぎることが原因の一つと考えています。
体重の増加は足底筋膜炎の直接的な原因ではないと考えています。
もともと足裏は相当な加重がかかっても大丈夫なようにできています。
しかし、生活習慣の乱れなどで内蔵が疲労すると、体重を分散する腰のアーチが崩れ、足に負担がかかるようになります。
体重ではなく、食生活などの生活習慣が原因といえます。
足底筋膜炎のような慢性痛は、自律神経の交感神経が優位になり、筋肉が緊張することでおこります。
自律神経の緊張の原因は、
・精神的ストレス
・生活習慣のみだれ
ストレスや冷えが根本的な原因だと考えております。
たとえば鬱病の場合、必ずしも症状が抑うつなどにでるとは限らず、身体の痛みとして発症する場合も多くあるといわれています。
足の痛みが、心身症のレベルであれば整体での改善が難しい場合もございますので、その場合は心療内科などの受診をお勧めいたします。
筋肉が少ない、筋力がないなどは痛みの原因にはならないと考えています。
筋力がなく、使い疲れのような痛みであっても、通常数日で回復します。
筋肉が少ないのが原因と考えると、筋トレなどをすることで逆に患部が緊張を起こして悪化する可能性がありますので注意が必要です。
人間が生活する上で、適度な運動は健康の維持には大切です。
しかし、運動していないから痛くなるということはありません。
運動不足が原因だと考え、痛いのに運動すると悪化の原因になります。
運動は、よくなってから行うようにしてください。
インソールで体重を分散させたり、アーチサポートで改善する場合もありますが、逆に患部に当たることによって悪化する場合もあります。
つけていて痛みが強くなるようでしたらすぐに中止し、改善しているようでしたら継続するという風に柔軟に対処していただければと思います。
アイシングは、捻挫などの急性痛の対処としては有効ですが、足底筋膜炎は、頭痛などと同様に慢性痛になりますので冷やす必要はないと考えています。
それよりも全身を入浴によって温め、自律神経の緊張をほぐすほうが効果があります。
たとえば、沸騰しているお湯に触るととても熱く感じますが、それも皮膚がその温度には耐えられないということを教えてくれているわけです。
足裏の痛みも同様に、なんらかの理由で、足裏を保護するために痛みが発生していますから、
その部分に刺激をいれることで、患部は防御反応を起こして、より強く緊張し悪化してしまいます。
よく肩凝りの方がマッサージに行っても、その場だけ楽になるだけで本質的に肩凝りが治らないのは、肩の防御反応による慢性化が原因だと考えられます。
当院にご来院頂く前に、医師による診断をうけていただくことをお勧めしております。
足底筋膜炎に似たほかの重篤な病気でないことをご確認のうえでご来院いただければと思います。
痛みは薬や湿布、注射で一時的に抑えることができますが、治療薬はありません。
足底筋膜炎のものではないですが、
サイズ調整用に、全体的に分厚く、柔らかいソールが有ります。
非常に強い痛みがあり、歩いたり立ったりが多い人にはおすすめです。
逆に、アーチを作るタイプのものは人によっては痛みが強くなるケースがあります。
患部を直接ストレッチすると、その場では楽になっても、自律神経の防御反応が働いて余計に患部が固くなり慢性化につながる可能性があります。
そのためストレッチを行う場合は、患部からはなれた部位、首、腕、腰などを十分にストレッチすることで、全身の筋膜の連動で痛い部分にも効果があります。
こちらの記事もご参照ください
お体の状態によりますが、経験的には、クロックスのような全体的に圧力が分散されるような靴や、サイズ調整用の厚めのインソールが痛みを発生させにくいと感じています。
逆にアーチをサポートするために土踏まず盛り上がったようなソールの場合は、その部分が患部を刺激して痛みが強くなったり、慢性化の原因になるケースもあります。
軽く揉んでみて、数日以内に明らかに痛みが減る場合は続けることで効果がありますが、効果が認められない場合は中止することが望ましいです。
根本的な症状の改善という視点でみれば、あまり大きな効果は期待できないと考えています。
施術の効果について
症状や個人差によっても異なりますが、平均3回程度でほぼ問題ない状態に回復される方が多いです。
状態にもよりますが、もともと原因は足にはなく、結果として足に痛みがでているだけですので、立ち仕事をつづけながらでも特に問題はないと考えております。
運動復帰を希望されてた方は、ほとんどの方が運動復帰されています。
お体の状態によると考えています。
単純に症状というのは、回復力が悪化の要因より上回っていれば改善しますし、逆の場合は悪化していきます。
お体の状態が悪かったり、短期間での改善が目的の場合は一定期間休まれたほうが効率はよいかと思います。
どんなことにも100%はないと考えています。
通常は、平均3回程度と比較的短期間に改善されていますが、稀に、改善が難しい場合があります。
心理的な強いストレスをうけているなど、自律神経の緊張がなんらかの理由で解除されない場合、痛みが十分にとれないケースがあると考えています。
足の痛みといっても原因は人それぞれですので、回復には個人差があります。
また、患部に不適切な刺激(マッサージなど)をしている場合や、入浴の習慣がなく冷えの状態が強い方などは回復がおくれると感じています。
足のトラブルで各種の治療院を転々とされてる方は、非常におおくおられます。
そのような状態でも、一度施術をうけていただければ、ほとんどの場合、その場で、痛みは半分程度にはなりますので、効果を実感していただけると考えております。
継続的な心理的ストレスが自律神経を緊張させている疼痛障害の場合は
改善に時間がかかるか、改善が難しい場合もございます。
シーバー病について
シーバー病は、10歳前後の子供さんがなることが多いので、成長痛といわれ、いつの間にか成長が終わるまで治らないと誤認されています。
シーバー病の痛みの原因は、足底筋膜炎などと同じ、アキレス腱周囲の緊張が原因ですので、それが修正されれば痛みはとれ、運動しても問題無い状態になります。
成長期の踵の骨は、まだ十分な強度がありません。
その状態で、ふくらはぎやアキレス腱が固くなり、運動をしていると、踵が引っ張られ、踵に近い筋肉が痛みを発します。
一般的なシーバー病の治療は、
・電気治療
・アイシング
・ストレッチ
・インソール
上記のような治療です。これらは通常は、捻挫や打撲の治療。
または、リハビリなどで用いられる方法なので、シーバー病のような慢性痛の痛みをとることにはあまり効果がありません。
アイシングは、痛い部分を冷やすことで、痛みをマヒさせるのが目的です。
治療法ではなく、一時的に痛みをとめるための応急措置と考えていただいたほうが良いと思います。
症状によってかなり個人差がありますので、練習をしながら施術して改善していくこともありますが、状態によっては一定期間休んだほうがよいケースもあります。
当院で施術する場合、平均的には2,3回で改善して運動できるようになる方が多いので、一週間に一回施術するとして、3週間程度だと思います。
予約状況にもよりますが、詰めて通院して期間を短くすることも可能です。
シーバー病の方は、オスグッドも併発していることもよくあります。
当院の施術は自律神経に働きかけることで、全身の筋肉の過緊張を緩めていく施術ですので、シーバー病と同時に、オスグッド病の痛みもなくなっていきます。
モートン病について
モートン病は、足の指の付け根の部分が歩くたびにビリっとした痛みを伴う症状をいいます。
足は26個の骨からできていて、非常に複雑な構造になっています。
モートン病や、第二中足骨痛のような症状は、この足の骨のアラインメントが崩れることが大きな原因の一つです。
人間の足は、多機能で、つくりも複雑になっています。
26個の足の骨の並びがズレたりすることをアラインメントの崩れといい、
歩き方が悪くなったり、疲れやすくなったり痛みの原因になることもあります。
生活習慣などにもよりますので、かなり個人差がありますが、通常は、3,4回で痛みがなくなって安定することがおおいです。
モートン病は靴の影響なども大きいため、合わない靴や高すぎるヒールをはいている場合は、治りづらくなりますので、専門家にみてもらって靴(特にサイズ)を選ぶ必要があります。
まずは、靴から見直してみましょう。
当院の施術について
整体といっても、手法は無数に存在します。
痛い整体もあれば、全く無痛の整体もあります。
当院の整体技術は、無痛で、患部にもほとんど触れずにおこないますので
痛みが苦手な方にも安心です。
当院には、2018年現在、北海道や東北、九州などの遠方からもご来院いただいております。
遠方の方の場合、一泊二日ぐらいの予定でご来院いただいて、その間に2回ほど詰めて施術をうけられるかたが多いです。
セルフケアコースを希望される場合は、2回めの施術のあとにセルフケアコースを受けていただくのが良いかと思います。
足底筋膜炎のような慢性痛の方には、
現在、十分なケア方法をお伝えするところがほとんどないのが現状です。
セルフケアコースでは、当院の施術でも使用している連動ストレッチという理論によって、患部に触れずに、患部と連動している部分を施術することで痛みを軽減させるテクニックをお伝えしています。
このテクニックは非常に効果があり、尚且つ習得が比較的容易なため、
一般の方でも短時間で習得して頂くことが可能になっています。
当院では、すべての施術を、整体師稲村が責任をもっておこないます。
また、器具や電気などの治療器具もいっさい使用しませんのでご安心ください。
なるべく回数をかけずに改善していただくのが目的ですので、回数券などは必要ないと考えています。
症状によって異なりますが、一週間から2週間に一回程度、
3回程度で痛みなく安定する方が多いです。
基本的には、患部と連動している部分にたいして施術をおこない、患部にはほとんど触れないので悪化の心配はありませんのでご安心ください。
当院の場合、筋肉や筋膜などが原因の場合は一回目の施術で大きく改善いたします。
その場合、5回以内にほぼ問題ないレベルまで改善することがほとんどです。
また、精神的な強いストレスが患部の緊張が原因だと思われる場合は、月に一回程度のペースで一定期間メンテナンスをする必要がある場合もあります。
基本的には、3回以内に施術で効果が出せるケースか、改善しないケースかを見分けることが可能ですので、効果が感じられない状態で3回以上施術をつづけることはありません。
3回目以降、十分な効果がないと判断した場合は、
大変申し訳ございませんがこちらから施術の継続をお断りすることもございますのでご了承ください。
関節部の痛みが患部に原因はなく、自律神経の緊張が本質的な原因だと考えております。
発症する部位が違うだけで、膝や腰についてもおなじことが言えます。
そのため、肩こり、頭痛、腰痛、五十肩、ぎっくり腰、ひざ痛など、いろんな症状のかたもご来院いただいておりますのでご安心ください。
営業について
お一人お一人、時間をとって真剣に施療したいと考えておりますので、
完全予約制になっております。
ご希望の2習慣程度前にご予約をいただければ
スムーズにご案内できますのでよろしくおねがいいたします
定休日は現在のところ火曜日と金曜日にいただいております。
それ以外、研修などでお休みをいただくことがございますので、
メールにてお問い合わせいただければと思います。
施療中は、電話でのご相談をうけることができませんので、
足底筋膜炎の症状に対するご相談については、メールにておねがいいたします。
整体は医療ではなく、心身を健全な状態にするためのお手伝いをする健康法です。
民間療法になりますので、保険は適用外となります。
悪しからずご了承ください。
特に何も必要ありませんが、女性の場合、短いスカートなどはご遠慮ください。夏場で汗をかいているときなど、換えのTシャツなどをもってきていただけるとありがたいです。
京都の中心地に位置しておりますので、周囲にコインパーキングがございますのでご利用ください。
当院での施術を検討されてる方へ
来院される方は、平均的には3回程度の施術で、
普通の生活ができる程度まで改善される方が多いです。
ただ、痛い部分にマッサージをしていたり、
ストレッチなどで刺激をしている場合は、
もう少し回数がかかることがあります。
まずは、【はじめてのかたへ】をよく読んでいただいてから、
ご来院をおねがいいたします。