足底筋膜炎とマラソン

大阪の田中さんの足裏の痛みの場合足底筋膜炎とマラソン

大阪のマラソンランナーの踵の痛み

症状

田中さん(仮名)50代、男性。大阪市在住。
マラソンが趣味仕事は、営業で歩き回ることが多い。
朝一歩目、休憩してからの一歩めがとにかく痛い。
ジョギングもやめている状態。

通勤中、仕事中などはよく歩くので痛みがあり、
帰る頃には足を引きずるほど痛みが強い。

発症の経緯 

一年半ほど前から、ジョギング中に、右足アキレス腱付近に違和感を感じ始めた。
ストレッチなどをしながら騙し騙し走っていたが症状がだんだんきつくなり、
日常生活にも痛みを感じるようになった。

病院を勧められ、整形外科では、足底筋膜炎、右足に骨棘でているのでこれが原因といわれる。

踵(かかと)痛みの治し方

今までに受けた治療 

・接骨院で電気とマッサージ
・知人に教えてもらった鍼灸院で鍼治療
・指導された足裏のゴルフボールころころ
・インソール(余計に痛くなったのですぐ中止)

しかし、あまり効果はなかった。

足底筋膜炎とは?

または足底腱膜炎(そくていけんまくえん)とは、
足の指の付け根からかかとまで、
足底筋膜に炎症が起き、小さな断裂を起こして痛みをもたらす病気。
多くはかかとの骨の前あたりに痛みが起こる。
主に40~50歳代以上で発症するが、
若い世代でもスポーツ選手などに多い
(wikipediaより抜粋)

実際に足底筋膜炎の方をみていて感じるのは、足底筋膜に炎症があるというより、緊張による痛みです。

原因のよくわからない足裏の痛みにそのような名前が付いているという印象をうけます。

また、人によっても、症状が違い、かかと、アキレス腱、土踏まず、足の甲、くるぶし付近など、場所も様々です。また、痛み方も人によって違い、

・刺すような痛み
・電気が走る感じ、
・突っ張り
・足裏にゴルフボールが入ってるような違和感、
・皮膚がもう一枚増えたような違和感、砂利を踏んでるような感じ
・ゼリーを踏んでるような違和感

など多種多様で、100人いれば、100通りの足底筋膜炎があるという印象です。

 

施術と経過 

初回の施術

終了時の段階で、
歩行時の足裏の痛みは消失、押した時の痛みも消失。

2回目、来院時

朝起きた時の痛みは、約50パーセントぐらいに軽減。
少し走って見たが、3キロほど走ると痛みがでてきた。

3回目、来院時

朝起きた時の痛みはほとんどなく、薄皮を張ったような違和感のみ。
仕事後も、痛みというほどではなく違和感レベルに。

15キロほど走ったら痛みはないが、
翌日の朝は少し痛む。

4回目、来院時

朝の痛みは走った翌日のみでそれからは特にない。
(たまに天気の悪い時は違和感)
仕事後の違和感もなし。
走った後の痛みもその後はない。

足底筋膜炎の原因

まとめ

4回の施術で田中さんの足裏の痛みはとれ、ほぼ元どおり走れるようになりました。

結果的には、今回の足の痛みの原因は、東洋医学的な表現でいえば、

・胃と脾の疲労

がメインでした。胃と脾、大まかにいうと消化器系です。
食べ物を消化しエネルギーを作り体に巡らすのが胃と脾の役目。

この機能に問題がおこったので足裏の痛みとして体に出たようです。
施術後、お話をしたときも、

「そうなんですか」

「私は仕事が営業で帰りが遅くなるので、

晩飯が11時ごろになってしまって風呂にも入らずにすぐに寝るんですよ」

 

なるほど、毎日の食生活の時間帯に問題があって、
それが、足の痛みとして体にでてきたんですね。

足底筋膜炎の治療院

当院での施術を検討されてる方へ

来院される方は、平均的には3回程度の施術で、
普通の運動ができる程度まで改善される方が多いです。
ただ、痛い部分にマッサージをしていたり、

ストレッチなどで刺激をしている場合は、
もう少し回数がかかることがあります。
まずは、【はじめてのかたへ】をよく読んでいただいてから、
ご来院をおねがいいたします。

足底筋膜炎専科