朝の一歩目が痛い。三重県のIさんの症例
足底筋膜炎の症例
お困りの症状
三重県津市からご来院のIさん。50代女性。
お仕事は、座り仕事で事務作業をされています。
一年ほど前から、朝起きるときの一歩目に足裏に痛みを感じるようになった。2歩、3歩と歩くと少しずつ楽になってくる。
病院では足底腱膜炎と診断され、近くの接骨院に行くが徐々にひどくなってきたので来院されました。
この一ヶ月は、
「朝起きて階段を降りるときは手すりにつかまらないと歩けないです」
かなり悪化した状態。
施術と経過
初回の施術
来院時は、歩くと踵に痛みがあったが、終了後、歩く、軽いジャンプをしてもらうが痛みはない状態に。
2回目
前回から今まで、朝起きたときの痛みは、10−6ぐらいまで軽減。椅子から起きるときの痛みは、10−1か2ぐらいまで軽減。
3回目
朝起きたときの症状は10−1ぐらい。違和感程度。座ってから立つのは感じなくなった。
症状の変化の具合から、3回目で問題ないと判断したのでこれで施術は終了しました。
症状の原因
今回の朝の一歩目の症状の原因は、ほぼ冷えとみていいと思います。
冬は湯船に浸かるそうですが、それ以外はシャワーですましていたとのこと、それが原因になっていたようです。
まとめ
東洋医学では、一歩目の痛み(スターティングペイン)は、寒邪による影響と考えます。
寒邪、簡単にいうと体が冷えているということ。
冷えて、滞っているため一歩目が痛くて、歩いてると楽になってきます。
スターティングペイントは
寝てからの起き上がり、椅子からの立ち上がり、歩きはじめなど、動作のはじめに痛みが出る症状。
踵だけでなく、膝や、腰などにも起こりやすいです。
東洋医学では痺症とよばれるこれらの症状は、冷えなどの影響で血行が悪くなることで起こると考えられています。