歩いて治すという考え方

足の痛みは歩いて治す?

 

足底筋膜炎の原因と治療法

「足が痛くなったとき、自分ではどうしたらいいんですか?」

とよくきかれます。TVや病院では、ストレッチやウォーキングなどで治すという方法を紹介されている場合もあります。

私の場合は、

・患部を刺激しないこと
・しっかり入浴することと、
・冷たいものを飲まないようにすること、
・安静にすること

以上の4点を気を付けてもらいます。

足の痛みは、捻挫や打ち身のような痛みというよりは、頭痛や生理痛に近い慢性痛です。

歩いたら治る?

「歩いて治った」という場合、どう考えたらいいのでしょうか?

人間は動くと筋肉の緊張のバランスがかわります。
バランスが変わると、筋肉の緊張が分散するので脳が錯覚を起こして痛みがとれることがあります。

・歩く
・マッサージ
・ストレッチ

これらは、この現象を利用したものです。
動いたり、筋トレして痛みがとれるのは、あくまで、一時的な緊張の分散によるものなので再発しやすいです。

また、痛い部分を動かすことで悪化する可能性も少なからずあります。
足底筋膜炎の場合、処置の悪さで、悪化、慢性化でこじらせることが多いので、私は安静をお勧めしています。

足底筋膜炎の治療法

足底筋膜炎の治し方

では、頭痛や生理痛に近い慢性痛の足底筋膜炎はどうやって治したらいいのでしょうか。

自分でできる!足底筋膜炎の治療法 その1「足首回し」

足底筋膜炎の原因の一つは、アキレス腱の固さです。
足首を大きく、ゆっくりと回すことでアキレス腱やフクラハギの筋肉をゆるめ、足底腱膜への負担をやわらげます。

大きくゆっくりと15回ぐらい。逆回りも同様におこなってください。

足底筋膜炎のための足首回し

 

足底筋膜炎の治療法 その2 「フクラハギのマッサージ」

足の裏が痛い場合、足裏を直接マッサージすると悪化の可能性が高くなります。

フクラハギの筋肉は、足首の動きと深い関係があります。
ふくらはぎをやさしくマッサージして緩めることで、足裏を間接的に緩めることができます。

足底筋膜炎のケア方法

 

足底筋膜炎の治療法 その3 「入浴」

入浴には自律神経を整える作用があります。
痛みや疲れで緊張した身体を、リラックスモードに変えるスイッチになります。

また、細胞を修復し、免疫力を上げるヒートショックプロテインを増やす働きがあります。
湯船につかることで水圧によって血行がよくなり、
冷えも改善し痛みがとれやすくなります。

足底筋膜炎の生活習慣

今日から実践!足底筋膜炎のための生活習慣改善ポイント3選!

 

痛みがおしえてくれること

 

痛みがあると、毎日が辛いです。
好きなこともできないし、仕事や家事も何倍も大変。

いつ治るのかもわからないし、日々、ストレスがたまります。

でも、痛みは、体を守るための信号です。
暑さや寒さ、痛みを感じることで、人は自分の体を守ることができます。

では、今の痛みは、私達に何を知らせようとしているのでしょうか。
生活習慣を見直す必要があるのか。

根本的な体のケアを必要としているのか。
少なくとも、あなたの心身が悲鳴を上げている声なのは間違いありません。

今、足が痛くなることで、将来なにかの病気にかかるのを防ぐために
早めに知らせてくれているのかもしれません。

せっかく体が教えてくれたのだから、
生活習慣を見直し、今回の痛みを身体をリセットするチャンスに変えましょう。

 

当院での施術を検討されてる方へ

 

来院される方は、平均的には3回程度の施術で、
普通の運動ができる程度まで改善される方が多いです。

ただ、痛い部分にマッサージをしていたり、
ストレッチなどで刺激をしている場合は、

もう少し回数がかかることがあります。
まずは、【はじめてのかたへ】をよく読んでいただいてから、
ご来院をおねがいいたします。

足底筋膜炎専科