足の痛みと踵骨棘

足の痛みと踵骨棘

踵骨棘

来院されるクライアントさんが、

「先生、足裏の骨に棘がでてるから痛むといわれました。」

病院でそういわれてガッカリして来られる方がわりと多くおられます。
足底筋膜炎の原因といわれる踵骨棘です。

確かに画像をみせられて、これが原因だといわれると、そうかと思ってしまいますよね。
骨だといわれると、治らないイメージがあって、余計に精神的にきついですよね。

フォアフットロッカー

踵骨棘は急にできるものではない

骨棘というのは、そもそも、アーチが崩れることで足底腱膜に引っ張られて徐々にでてくるものなんです。

身体にはこのような骨棘が実はたくさんあります。腰にもあるし、股関節にもできやすい。

そして、ほとんどは痛みがないので気が付かないだけなんです。

足底の場合も、おそらくほとんどの人は気が付いていないと思われます。

痛みが出た人が画像診断をうけて、たまたまみつかるというのが実際だと思われます。痛くなければ、だれも検査なんてしないわけですから。

足の痛みと踵骨棘

 

筋膜が張ってきて、その張力で骨がひっぱられる。それがつづくと徐々に骨棘が形成される。

しかし、このようなゆっくりした骨の変形の場合、骨は痛みません。

人間は長く生きるなかで、少しずつ骨や軟骨は変形していきます。
若い頃きれいだった指も、力仕事などをするとゴツくなってきますよね。
でもそれが痛むわけではない。

つまり、ゆっくりした変形は痛みを発しないものなんです。

痛むのは骨棘ではなく、引っ張られてる足底腱膜が痛みを発しているだけなんです。
だから、当院で施術したクライアントさんの大半は、骨棘がでていていもその場で痛みが取れるわけなんです。

もし、本当に骨棘が痛みを発しているなら、簡単に痛みがとれたりしません。

繰り返しますが、骨棘は、骨が神経を圧迫して痛いわけではありません。
単に、筋肉や筋膜が引っ張られて痛むんです。

骨を削らないと治らないといわれて、ガッカリして来院される方もおられますが、そんなことはないので気になる方は、ひとりで悩まずにご相談ください。

足底筋膜炎の治療法

当院での施術を検討されてる方へ

来院される方は、平均的には3回程度の施術で、
普通の運動ができる程度まで改善される方が多いです。
ただ、痛い部分にマッサージをしていたり、
ストレッチなどで刺激をしている場合は、

もう少し回数がかかることがあります。
まずは、【はじめてのかたへ】をよく読んでいただいてから、
ご来院をおねがいいたします。

足底筋膜炎専科