足底腱膜炎の原因

2年以上の長い間、足の痛みでお困りの方が大勢おられます。
ここでは、その中でも治りづらい、モートン病や、ムズムズ脚症候群などの治し方と自分でできるケア方法をわかりやすくお伝えしていきます。
一人で抱え込まず、一緒にがんばりましょう。

 

  • ずっと治療に通っているけど変化がない
  • 一年以上、足裏の違和感が続いている
  • 踵じゃなくて指の付け根や他のところが辛い
  • 足裏に小石がはいったような違和感がある
  • 痛い場所が日によってかわる

 

あなたは、こんな症状でお困りではないでしょうか?

足の治療の専門家 稻村

はじめまして、足のトラブルの専門家の稲村と申します。
まわりにはあまりおられないかもしれませんが、

長く続く足の痛みや違和感でお困りの方は意外と多くおられます。
あまりにも長期間つづくため、周りの人に理解してもらえなかったり、仕事を続けることができなくなったり、本当に辛いですよね。

でも、心配しなくても大丈夫です。 なかなか治らない足のトラブルも、
ほとんどの場合は原因を知り、適切に治療することで改善します!

立ち仕事の踵の痛みの原因

 

 

長く続く足のトラブル!自覚症状 5選

長期間、治らない足裏の痛みはネットで検索したような、

「朝起きたときに踵がいたい」
「一歩目が痛い」

とは違う痛みがでることがあります。

「あれ?私とはちょっとちがうな・・」

人と違うと、なんとなく気になりますよね。
一口に、足が痛いといっても、実は様々な症状があります。

 

1.土踏まずがつっぱる 

アーチ痛といって、
足底の縦アーチに負担がかかることによって発症するケースです。

多くは、着地するときよりも、歩いたり、地面をけるときに、
足裏に引きつるような、筋が切れそうな自覚症状がでるのが特徴です。

足底筋膜炎の治療方法

2.指の付け根がビリっとする 

指の付け根がビリっとする。という方がよくこられます。

これは、モートン病と呼ばれる症状かもしれません。
足の横アーチがくずれ、神経を圧迫することで指のつけにビリっとした痛みがおこります。

3.足だけじゃなくふくらはぎや腰までが辛い

痛みを我慢していると脳は、痛い部分の筋肉をぎゅっと固くします。
それが蓄積すると辛さを広範囲で感じるようになります。

はじめは、足裏だったのに、だんだん膝や、腰などにも、辛さを感じるようになってきます。

足底筋膜炎の原因と治療法

 

4.足裏に小石がはいったような違和感がある 

65歳以上の方に多いタイプの症状。
歩くたびに、足の裏に小石がはいったようなジャリジャリ感を感じます。

足裏にゴムが張り付いたような違和感を感じたり、ビー玉が入っているという表現をされる方もおられます。
雲の上を歩いてるような不安定感を感じる方もおられます。

足底筋膜炎の原因とは

5、脚がムズムズして気持ち悪い 

寝る前に起こりやすいですが、なんとなくダルかったり、ムズムズして寝付きにくかったり。表現しにくい違和感が特徴です。むずむず脚症候群といわれる症状です。

足底筋膜炎の治療法

 

治りづらい2つの原因 

あなたの足の症状は、なぜ治らないのでしょうか。大きく分けると2つの原因があります。
治すためには、まずは、原因を知り、治し方を知る必要があります。

一つずつ見ていきましょう!

原因その1 「内臓機能の低下 」


「内臓と足なんて関係ないんじゃない?」

そう思う方も多いかもしれません。しかし、実は大いに関係があります。長く続く症状の原因の多くは、内蔵と筋肉との関連によって引き起こされてるケースが多いです。

筋肉と内蔵の関係を理解するには、西洋医学より、東洋医学のみかたのほうがわかりやすいと思います。
東洋医学では、経絡という筋肉のラインが体中を走っています。

足底筋膜炎と経絡

そして、これらは、一本ずつ内蔵の名前がつけられています。
東洋医学では、この経絡と内臓とが関係していて、内蔵の働きが低下するとこの経絡付近の筋肉が固くなると考えられています。

昔から、東洋医学では、「腎が虚すと足裏が痛む」といわれていて、
足裏の痛みと内蔵の働きの関係性が指摘されていました。

原因 その2 他の病気によるもの 

辛さの原因は、心身症の可能性もあります。
例えば、うつ病。
うつ病は、落ち込んだり、やる気がなくなる、体が重い、という症状ががでることが多いですが、筋肉や関節の痛みの症状がでることが少なくありません。
足裏の痛みや違和感も、心身症の可能性もあります。

リウマチの症状で足の裏が痛いという方もおられます。
痛みが長引く場合、セカンドオピニオンをうけることをおすすめいたします。

小石を踏むような足の違和感

ご家庭でできる!2つの【足裏の痛み】対策  

「足の痛みがもう何年もつづくんです」
「どこにいっても全然治らない」

一般的なインソールやマッサージなど、
そとからの刺激ではなかなか改善しません。

意外に思われる方も多いと思いますが、
なかなか良くならない足裏の痛みを訴える方に、共通するのは、

1,不眠、寝不足
2,冷え

この2つです。
足裏の痛みというのは、「ねんざ」のようなケガではなく、頭痛や生理痛に近い、自律神経系の症状です。

心地よい睡眠をとり、冷えを改善することで、自律神経を安定させ、症状は改善しやすくなります。

一気に治そうと考えずに、まずは、外堀をうめるように、不眠や冷えからアプローチしていきましょう。

足底筋膜炎のち療法

足の痛みを治すための快眠対策!

その1 「ゆったりめの靴下をはく」 

眠りが浅かったり、眠っても疲れがとれない方の場合、
冷えが影響している可能性があります。

無意識のうちに、足が冷え、それが睡眠に影響してることが多いです。
そんな方の場合、自然素材でできた、ゆるめの靴下をはいて寝ることで、
とても心地良い質の高い眠りがえられます。

足底筋膜炎のための靴下

その2 「耳栓を利用する」 

外からの音の刺激によって、意識が高ぶり睡眠が浅くなるケースがあります。
その場合、耳栓を利用すると外の音が遮断されて、とても良く眠れることが多いです。

耳栓は、硬いものではなく、手で形を変えることができる、低反発タイプがおすすめです。

足を治すための冷え対策!

 

その1  半身浴でポカポカ 

長引く足裏の辛さにもう一つ共通するのは冷え。
足のトラブルを抱えている人はシャワーですます方が非常に多いです。

のぼせない程度の温度で、できれば20分ぐらいお風呂にゆっくり浸かりましょう。
それだけでもどんどん回復していきますよ。

足底筋膜炎の生活習慣

その2 おなかに”貼るカイロ”をはる 

女性は特に下腹部が冷えます。
冷たいものを飲みすぎたり、夏のエアコンの影響で冷えたり。
おへその下に、小さめの貼るカイロをはることで、
冷えの影響を取っていきます。

その他にも気をつけたい生活習慣のポイントはこちら
今日から実践!生活習慣の改善ポイント3選

【絶対に知っておきたい】改善のためのルール

ここで、長引く足のトラブルを治す上で、
あまり知られていない大切なルールがあります。

それは、治すための順序です。
これを間違ってしまうと、とても治りづらくなってしまいます。

治すための順序は、

1、効果のないセルフケア(治療)を中止する

2、適切な治療(セルフケア)を受ける

3、適度な運動をする

 

この順序を守ることが大切です。もし、適切な治療を受けていても、
悪化するようなセルフケアを毎日続けていたら元の木阿弥です。

また、痛いのに無理して運動すれば、
適切な治療をしていても、なかなか良くなりません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。長引く足裏の痛みの原因は、実は、
生活習慣によって内蔵の機能が低下することだったんです。
足の痛みは、「ねんざ」などの仲間のように思われがちですが、
実際には頭痛や生理痛などの自律神経系の症状だと考えていいと思います。

足に違和感があると、その部分に原因があると考えがちですが、そんなとき、

・アイシング
・足裏のマッサージ
・ストレッチ

など痛い部分に直接ケアをしがちですが、これらは問題の解決どころか、
逆に、悪化してしまう可能性があります。

足の痛みの治し方

 

当院での施術を検討されてる方へ

当院に来院される方は、平均的には3回程度の施術で、
普通の生活ができる程度まで改善される方が多いです。

ただ、痛い部分にマッサージをしていたり、
ストレッチなどで刺激をしている場合は、
もう少し回数がかかることがあります。

まずは、【はじめてのかたへ】をよく読んでいただいてから、
ご来院をおねがいいたします。

足底筋膜炎・はじめての方へ