足底筋膜炎の原因と治療法

一般的な治療をしても、なかなか良くならない足底筋膜炎
このページでは、今まで行われてきた治療法の問題点自分でできる治し方をわかりやすくお伝えしていきます。

足底筋膜炎の原因と治療法

 

足底腱膜炎は、一般的には、1ヶ月から数年で改善するといわれています。
1ヶ月ならまだしも、この状態が数年続くと考えると気が遠くなりますよね。

捻挫(ねんざ)や打ち身でも一ヶ月もあれば治ってしまいます。
しかし、なぜ、足裏の痛みは長期間治らないのでしょうか。

そこには、今まであまり知られてなかった治らない原因があります。
それは、一般的に行われている治療法の問題にあります。

足の痛み、足底筋膜炎

一般的な治療法 

病院や接骨院に行かれたことがある方は、下記の治療法のどれかをうけたことがあるのではないでしょうか。

1,アイシング

2,電気治療

3,ストレッチ(マッサージ)

3,筋トレ(タオルギャザー)

4,テーピング

5,インソール

6、湿布

7,注射・体外衝撃波

8.手術

この8つが主な治療法です。
これらはどんな目的があってどんな効果があるのでしょうか。

足底筋膜炎を治すために

 

1,アイシング

足底腱膜炎の代表的な治療法といえばアイシングではないでしょうか。
アイシングは患部を冷やすことで、痛覚をマヒさせることが目的です。

アイシングは、RICE処置の一つで、打撲やねんざをしたとき、患部を冷やすことで感覚を鈍くする応急措置です。

アイシングで楽になってもあくまで感覚が鈍っているからです。動き回ってしまうと逆に悪化の危険性があります。

また、アイシングは代謝を抑える働きもありますので、
やりすぎると血行が悪くなり、回復が遅れる原因になります。

アイシング

 

2,足裏のストレッチ

ストレッチは、筋肉を適切な強さで伸ばすことで、血行を改善して、筋肉の緊張や疲労をとるのが目的です。

しかし、痛みが出ている足底腱膜は、負担がかかって古いゴムのようになった状態です。
足裏を伸ばすストレッチをすると、その部分をより痛める可能性があります。

ストレッチをする場合は、足裏を直接伸ばすのではなく、関連しているフクラハギを伸ばしたり、足首を回したり間接的に行うのが効果的です。強く伸ばしすぎると逆に固くなってしまいますので伸ばしすぎにも注意してください。

足底筋膜炎のストレッチ

 

4,筋トレ(タオルギャザー)

筋トレは本来、筋肉を強くして関節をサポートするのが目的です。
しかし、これは、痛みがない人の場合です。

痛い状態で筋トレすると、痛い部分の緊張が強くなり、ほとんどの場合は悪化してしまいます。

また、タオルギャザーをすると、アーチが余計に下がってしまう危険性もあります。

かかとの痛みの治療法

テーピング・インソール

テーピングやインソールの目的は、足の形を一時てきに矯正することです。
足の形はみんな少しずつ違います。
うまくフィットしてよくなる方もおられますが、逆に悪化する方も少なからずおられます。

 

 

一般的な治療法”まとめ”

いかがだったでしょうか。
ここでは、代表的な3つの治療法をお伝えしました。

一般的な治療法で共通することが一点あります。
それは、痛い部分に刺激を加えること

痛いところは弱くなっているところ、そこに刺激を加えたり筋トレをすることは弱いところに無理な負担をかけていることになります。

その部分にマッサージやストレッチなどの刺激を加えることで、逆に慢性化し、治らない原因になっていたのです。
なぜ、慢性化させるような方法が一般的になっているのでしょうか。
理由は2つあります。

足底筋膜炎の治療法

 

あなたの痛みが治らない2つの理由

理由その1  ケガのための治療法をおこなっている

一般的に行われている治療法は、昔からある捻挫や打撲のための治療方法です。

捻挫であれば、アイシングやテーピングは適切です。
しかし、足底腱膜炎は頭痛や生理痛と同様、慢性の痛みでケガではありません。もともと、治療の方向性そのものが違っているのです。

足底筋膜炎の原因と治療法

理由その2  【治療ではなく鎮痛が目的になっている】 

足の痛みを根治させる有効な治療法がないため、
「治す」という発想ではなく「症状を減らすこと」が目的になっています。
そのため、アイシングや注射のように鎮痛が治療が主流になり、

その場は少し楽になるがいつまでたっても完治しないという状態になってしまいます。
完治させるためには【治療=原因の解決】という視点が必要です。多くの人がよくなると信じてやっていた足のケア。

皮肉なことに、これらの治療が逆に治らない原因をつくっていたのです。では、どうすれば改善するのでしょうか。

足底筋膜炎の治療法

自分でできる!足の改善方法 2選!

まずは、足の周りのこわばった筋肉をゆるめ、
自律神経を整える、今日からできる対処法をお伝えいたします。
足底腱膜炎の痛み

 

その1「足首回し」

足底腱膜炎の原因の一つは、アキレス腱の固さです。
足首を大きく、ゆっくりと回すことでアキレス腱やフクラハギの筋肉をゆるめ、足への負担をやわらげます。
大きくゆっくりと15回ぐらい。逆回りも同様におこなってください。

足底筋膜炎のための足首回し

 

その2 「入浴」

入浴には自律神経を整える作用があります
痛みや疲れで緊張した身体を、リラックスモードに変えるスイッチになります。

また、細胞を修復し、免疫力を上げるヒートショックプロテインを増やす働きがあります。
湯船につかることで水圧によって血行がよくなり、冷えも改善し痛みがとれやすくなります。

足底筋膜炎の生活習慣

今日から実践!生活習慣改善ポイント3選!

 

それでも、痛みがよくならないときは

足の痛みは、数ヶ月でよくなるかもしれませんし、数年以上かかるかもしれません。
当院に来られた方で、40年痛みがつづいたという方もおられました。

足が痛いと毎日が辛いです。
好きなこともできないし、仕事や家事も何倍も大変。
いつ治るのかもわからないし、日々、不安でストレスがたまります。

そんなときは、ひとりで悩まずに、足底筋膜炎の専門の当院に、まずはご相談ください。

 

足底筋膜炎の原因と治療法

 

当院での施術を検討されてる方へ

来院される方は、平均的には3回程度の施術で、
普通の運動ができる程度まで改善される方が多いです。

ただ、患部やそのまわりにマッサージをしていたり、
ストレッチなどで刺激をしている場合は、

もう少し回数がかかることがあります。
まずは、【はじめてのかたへ】をよく読んでいただいてから、
ご来院をおねがいいたします。

足底筋膜炎専科