足底筋膜炎の生活習慣

足底筋膜炎のための冷え取り

足底筋膜炎の原因

あまり知られていませんが、冷えと足底筋膜炎には、非常に密接な関係があります。

身体に温度差が生まれると自律神経が筋肉や内臓を緊張させます。
この状態がつづくと、筋肉が絶えず張っている状態になります。

このような冷えによる緊張と、肉体的、精神的なストレスが蓄積すると、一番弱いところに負担が集中して痛みとなります。

これが基本的な慢性の関節痛の発生のメカニズムです。

身体の筋肉の緊張は、整体で改善可能ですが、冷えは普段から温めたり、冷たい飲み物を避けるなど生活を改善しない限り根本的な解消方法はありません。

このページでは、簡単に取り組める、冷え対策をお伝えできればと思います。

足底筋膜炎の治療法

意外な隠れ冷え症 

日本人の9割は冷えているといわれています。

冷え症というと、やせた女性がなるものというイメージがありませんか?
太っている方や、男性のかた、成長期の子供さんなど、冷えを感じにくい人がいます。

一般的に冷えと無縁のような人にも隠れ冷え症が多く潜んでいます。

冷えにはいくつものパターンがあります。

・末端が冷える人
・下半身が冷えて顔はのぼせてしまう人
・暑がりなのに、内臓が冷えている人

このようにいろんな冷え症が存在します。

特に、暑がりの冷え症タイプは本人も、まわりも気づかず、冷たいものなどを飲んだり食べたりしがちで、悪化させる傾向が強く、慢性の関節痛でも治りづらい方はこのタイプがおおいと感じています。

足底筋膜炎と冷え

お風呂につかって冷えを退治!入浴の3つの効果!

足底筋膜炎の生活習慣

足底筋膜炎でお困りの方の8割は、お風呂にゆっくり浸かる習慣がありません。
一番手っ取り早く、冷えをとりたいときは入浴にかぎります。
お風呂につかることで、3つの効果が期待できます。

入浴の効果その1 自律神経のスイッチ

入浴には自律神経を整える作用があります。

痛みや疲れで緊張し、自律神経の交換神経が優位な状態だと、体の疲れが抜けにくく、よい睡眠も期待できません。

お風呂にゆっくりつかることで、身体を、リラックスモード(副交換神経)に切り替えるスイッチになります。

入浴の効果その2 細胞を修復!

入浴をすることで、細胞を修復し、免疫力を上げるヒートショックプロテインを増やす働きがあります。
それによって、患部の自然治癒もはやくなります。

 

入浴の効果その3 水圧で全身のマッサージ効果!

湯船につかることで全身にまんべんなく水圧がかかります。
それによって、血行がよくなり、内蔵や筋肉の収縮がとれやすくなります。

足底筋膜炎の治療法

 

おすすめは半身浴 

38度から40度ぐらいのお湯に、20分から一時間程度ゆっくりつかります。
はじめは、半身浴だと肩が冷えてきますが、慣れると半身浴だけで全身がポカポカしてきます。

忙しい現代人が毎日ゆっくりした入浴時間をとることは難しいかもしれませんが、少し体調をくずしそうかな?

そう感じた時、関節痛がなかなかひかないときなど、調子が悪いときだけでも半身浴(全身浴でも可)でゆっくり体をあたためてください。

足底筋膜炎の治療方法

食べ物で体を温める!

中国の医学では食べ物にも陰と陽があると考えられています。

陰のものは体を冷やす働きがあり、陽のものは温める働きがあります。

基本的には寒い国で食べられている食材は体を温めるもの。
暑い国で食べる物は、体を冷やすものと考えてもいいと思います。

意外に感じる方が多いかもしれませんが、野菜はキャベツやレタスのような葉っぱ野菜は、陰に属します。根っこが陽になります。

東洋医学では、空は陽に属しますから、陽をもとめて上に伸びてくるものは陰。
地中は陰に属しますから、陰を求めて下にのびてくる根っこは陽になるんです。

足底筋膜炎の原因と治療法

体を温めるもの

人参、レンコン、ショウガ、ごぼうなどの根菜類
海藻、豆類、あとは発酵食品。

体を冷やすもの

甘いもの(果物、ケーキなど)
ジュース、牛乳など。
夏は氷の入ったものは要注意。
生野菜(きゅうり、レタスなど)
化学調味料など

食べ物については神経質になりすぎる必要はありませんが、
なるべく、冷えが気になる人は、ほどほどに体を温める食物をとっていけばよいかと思います。

 

腹巻のすすめ 

整体という観点から女性の体をみていると、精神的なストレスや、冷えなどの影響が下腹部に緊張を与えることがわかります。

下腹部には女性にとって大切な器官である子宮や卵巣があるからです。

大切な器官を守るために、自律神経は守ろうと固く緊張をいれてくれますが、これが慢性化すると、血行不良がおこります。

女性の足底筋膜炎には、冷えなどによる緊張が特に目立ちます。
それを簡単に解消できるのが腹巻き。

締め付けが弱く、自然素材のものを使用すると、とても効果的です。

足底筋膜炎の生活習慣

まとめ

慢性痛である足底筋膜炎は、「ねんざ」などのようにはっきりとした原因はありません。
冷えのように生活習慣の問題が表面化したものなんです。

性質としては、頭痛や生理痛に近いものなんです。

湿布や痛み止めで解決しないのも当然といえば当然。
長い足の痛みでお悩みのかたは、ぜひ、冷え取りからはじめてください。

 

冷え取り以外のケアはこちら!
これだけやっておけば大丈夫!足底筋膜炎ための厳選ストレッチ!

足底筋膜炎の原因と治療法

 

当院での施術を検討されてる方へ

来院される方は、平均的には3回程度の施術で、
普通の運動ができる程度まで改善される方が多いです。

ただ、痛い部分にマッサージをしていたり、
ストレッチなどで刺激をしている場合は、

もう少し回数がかかることがあります。
まずは、【はじめてのかたへ】をよく読んでいただいてから、
ご来院をおねがいいたします。

足底筋膜炎専科