有効なマッサージのやり方
このページでは、足裏の痛みに有効なセルフマッサージの方法についてお伝えしていきます。
当院では、足底筋膜炎のやってはいけないケアとして、マッサージを上げています。
なぜなら、一般的にされるのは足裏を直接もみほぐすという無謀なものだからです。
でも、実はこれもやり方ひとつ。ちゃんとやれば効果はあります。
今回は、効果のあるマッサージ法をお伝えします。
まず、やってはいけないマッサージは、
・痛い部分を直接マッサージ
これは、NG中のNG!
痛いということは、さわってはいけないですよ。という体からの合図です。
この合図にしっかり従う必要があります。
足の痛みに有効なマッサージ
では、どこをマッサージすればいいのか。答えは、背中です。
足底の症状は東洋医学では、膀胱、腎との関連が深いと考えられています。
膀胱や腎と関連するのは背中の筋肉です。
足底筋膜炎の方は、例外なく背面が非常に凝っています。
背中の凝りは、足のアーチの崩れとも密接な関連があります。
だから、緩めるのは背中から腰付近。ここで注意する点があります。
押して、ズーンと来る
”ツボ”のようなものは触ってはいけないんです。”
うつ伏せに寝てもらって、背中を押す。そうすると、ズーンと来るところと、鈍くて、あまり感じないところがあります。
マッサージは、この鈍くて、あまり感じないところがポイントなんです
この鈍いところを押したりさすったりしていると、ちょっとずつ感覚が戻ってくる。
背中から腰の鈍いところがなくなったらOK!
これで左右のバランスが整ってきます。
そうすると、不思議なことに、さっきまで押したらズーンときてた、ツボのところ、押してもズーンと来なくなるんです。
つまり、バランスが整ったということ。
その場での改善を求めないことも大切!
もう一つのマッサージのコツは、その場での改善を求めない!ということ。
たとえば、虫に刺されて痒いとき、掻けば痒さは一時的にまぎれます。
だけど、長期的にみれば治りにくくなる。
これと同じで、軽症の人は、足裏をストレッチしたり、マッサージしたりすると一時的に、痛みがまぎれます。
でも、これは治ったのではなく、一時的に紛れただけ。痒いところを掻いたのと同じことなんです。
”長期的にみると、悪化、慢性化が進んでしまいます。”
前回お伝えした、体幹部のマッサージは、やったあと、突然楽になるというような方法ではなく、
いつの間にか、
「あれ、そういえば最近痛くない!」
そんな風に後で改善に気づくようなケアです。そして、ケアというのは、本来、そういう風なものでないといけないと思います。
まとめ
足の痛みを改善する、体幹のマッサージ、いかがでしたでしょうか。
マッサージはズーンと来るところを押してしまいがちですが、実は、これ、押してはいけないポイントだったんです。
当院での施術を検討されてる方へ
来院される方は、平均的には3回程度の施術で、普通の運動ができる程度まで改善される方が多いです。
ただ、痛い部分にマッサージをしていたり、ストレッチなどで刺激をしている場合は、
もう少し回数がかかることがあります。
まずは、【はじめてのかたへ】をよく読んでいただいてから、ご来院をおねがいいたします。